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MT-2ST-3(二官能性 ビニルベンジル フルオレン系 モノマー) 技術概要

「MT-2ST-3」とは

MT-2ST-1/MT-2ST-3 の構造イメージ


MT-2ST-3 (BVBF-3) は、Df、CTE、靭性、銅箔接着性、湿熱安定性および溶解性で優位となる可能性が示唆されています。

既にトン単位で生産しており、サンプル提供も可能です。

製品概要

項目 内容
製品名 MT-2ST-3
化学的な位置づけ 二官能性、ビニルベンジル、フルオレン系、モノマー
メーカー提示組成 9,9-ビス(4-ビニルベンジル)フルオレン:50~70%
9,9-ビス(2-ビニルベンジル)フルオレン:30~50%

技術的な見解

比較項目 MT-2ST-3 評価上の意味
基本構造 フルオレン骨格を持つ大型芳香族モノマー 分子サイズ、剛直性、立体障害が異なる
反応性二重結合 2つ(二重性) MT-2ST-3は三次元架橋構造を形成しやすい可能性
想定される役割 架橋モノマー/低密度架橋合成分 単純な重合実験ではなく、配合設計の見直しが必要
期待される方向性 低Df、低CTE、均一硬化等が期待される 最終判断は同一条件の比較試験で行う

MT-2ST-3 単独硬化樹脂の参考性能

下記数値は、未硬化の MT-2ST-3 モノマー原料の保証物性ではなく、MT-2ST-3 を他樹脂と配合せず、単独で硬化させた後の硬化樹脂の参考性能です。

評価項目 MT-2ST-3 備考
Dk 2.68~2.71 単独張化樹脂を 10GHz で測定
Df 0.00042~0.00045 単独張化樹脂を 10GHz で測定。低い誘電損失を示す
Tg 223~241℃ 単独張化樹脂の参考値。詳細な測定方法は確認が必要
CTE (50~150℃) 14~17ppm/℃ 単独張化樹脂の参考値。測定方向・方法は確認が必要
飽和吸水率 0.125%未満 単独張化樹脂の参考値。試験条件は確認が必要
湿熱時の Dk/Df 変化 変化が小さく、安定性が良い 定性的なメーカーコメント
架橋反応性 反応範囲が広く、局部ゲル化しにくい 正式な硬化処方・開始剤条件は未入手
架橋均一性 反応速度の異なる成分が補完し、均一になりやすい 定性的なメーカーコメント

アドバンテージ(現時点の評価)

  • 二官能性による架橋形成
    ➔ 1 分子中に 2 つのビニル基を持ち、単独でも三次元架橋樹脂を形成できる。
  • 低 Df・低 CTE・高 Tg の両立
    ➔ Df 0.00042~0.00045、CTE 14~17ppm/℃、Tg 223~241℃の参考値提示(寸法安定性&耐熱性をバランスよく実現の可能性がある)
  • 湿熱環境下での安定性
    ➔ 湿熱後も Dk・Df の変化が小さく、安定性に優れる
  • 均一な硬化と靭性のバランス
    ➔ オルト型/パラ型の混合により、局部ゲル化を抑え、均一な架橋と良好な靭性が期待される。
  • 量産・供給対応
    ➔ 既にトン単位で生産されており、サンプル評価から量産検討へ進められる。

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