原材料高 企業業績圧迫
原材料価格の上昇が上場企業の業績を圧迫しています。
自動車や電機大手の計14社では、素材などの値上がりが2022年3月期で1.6兆円の減益要因となっています。
原材料高は幅広い業種に波及しており、主力企業の22年1~3月期の利益を前年同期比66%押し下げるとみられます。
ヘリウム 最高値更新も 半導体向け供給不安
半導体製造などに使うヘリウムの平均輸入価格は1キログラム8148円と過去50年で最高値をつけていた昨年の価格を2%上回っています。
アジアを中心とした旺盛な需要に対し、海上輸送の停滞などで供給が追いついていない形です。
需給の逼迫感から国内の半導体関連産業の調達不安が広がりつつあります。
冬のボーナス 製造業1.63%増
調査によると、製造業の冬のボーナス支給額は昨年比1・63%増の80万6976円と3年ぶりに前年を上回りました。
コロナ禍のダメージから回復した業績を反映しています。
製造業18業種のうち繊維や精密機械、電機など10業種がプラス、造船や化学、医薬品など8業種がマイナスでした。
東和薬品 健康食品メーカー買収 476億円
後発医薬品大手の東和薬品は健康食品の開発や受託生産を手がける三生医薬を約476億円で買収すると発表しました。
主力の後発薬は毎年の薬価引き下げや他社で発覚した品質問題の影響で事業環境が見通しにくく、健康食品を新たな収益の柱に育てる狙いです。
アメリカ ウイグル産禁輸法成立
バイデン米大統領は23日、強制労働を理由に中国の新疆ウイグル自治区からの輸入を原則禁じる法案に署名し、同法が成立しました。
日本企業も調達先を見直すなどの対応を迫られます。
企業が輸入したい場合、強制労働で生産されていない証拠を示す必要がありますが
中国政府の統制が厳しい新疆ウイグル自治区では第三者が監査し強制労働ではないと証明するのは難しいといわれています。
量子コンピューター 素材開発・創薬・AI 競争力引き上げ
量子コンピューターとは、量子力学という物理学の理論を利用した次世代の高速計算機のことを指します。
現在のコンピューターは情報を「0」か「1」で表して計算しますが、量子の世界では0と1のどちらでもある「重ね合わせ」と呼ばれる状態があり、その性質を応用して高度な計算を実行します。
実用化できれば、素材や薬の開発、人工知能など幅広い分野で産業競争力を引き上げることが可能です。
創薬関連で最大3300億ドル、飛行経路などの最適化で最大2200億ドルの価値を生み出すとの予測もあります。
今年一年間の御拝読ありがとうございました ^^
まずは、御気軽に御声掛け下さいませ。
お役に立てるようであれば、御相談だけでも喜んでお受けさせて頂きます。
一期一会、出会いを大切にしております。
御連絡お待ち申し上げます。