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ニュースMTトレーディング 10月6日号

ナフサ、今年の高値更新
石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格が一段と上昇し、今年の高値を更新しました。指標となるアジア地区のスポット(随時契約)価格は27日、1トン727ドル前後となっています。米国のハリケーンの影響で供給が一時的に減ったこともあり、需給が引き締まっています。

住友化学、最高益800億円
住友化学は30日、2021年4〜9月期の連結最終損益が800億円の黒字になりそうだと発表しました。石油化学品の市況改善や半導体材料の販売増が寄与しました。石油化学事業のコア営業損益は410億円の黒字となり、汎用樹脂「ポリオレフィン」などの市況の高止まりから採算が改善しました。

日経42種、3カ月連続の最高値
日経商品指数42種が9月末、3カ月連続で最高値を更新しました。原料高で鋼材の値上がりが続き、為替の円安で石油や非鉄も上昇し全体を押し上げました。4月以降は20%を超える大幅な伸びが続き、9カ月連続で前年を上回りました。

三洋化成、塗料材料で独社と協業

三洋化成工業は27日、環境配慮型の塗料材料でドイツの化学大手BASFと協業すると発表しました。親水性があり、有機溶剤が不要な水系の「ポリウレタンディスパージョン(PUD)」で、建築塗料や自動車用塗料、接着剤に使われます。世界的な環境規制を背景に市場が伸びるとみており、共同開発などを進めます。

中東産LPG、2割高
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは30日、LPGの10月積み対日価格を引き上げると通知しました。LPGは年初の寒波の影響で、世界的に在庫水準が低く需給が引き締まっています。

日亜化学、小型深紫外線LED量産へ
日亜化学工業は、単位面積当たりの光出力を同社従来品の約3倍に高めた殺菌用深紫外線LEDの量産を始めました。空気中の新型コロナウイルスの生存率を5%以下に抑える効果が確認されています。

SK、フォード合弁に5000億円投資
韓国SKが米フォード・モーターとの電池生産合弁で2工場を建設すると発表しました。米ゼネラル・モーターズと組んで先行するLG化学に対抗します。急成長を見込む米市場でシェアを獲得し、先行メーカーを追い上げます。

コロナ飲み薬、年内にも登場へ
新型コロナウイルスを治療する飲み薬が年内にも登場する見通しです。米メルクや米ファイザーが軽症者に使える薬剤の最終段階の臨床試験を日本を含む各国で進めています。量産が簡単なためコストも抑えられるため、大流行の収束につながると期待されています。

 

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